尾崎豊2 「17歳の地図」「15の夜」

諸行無常。

物事は常に変化している。

「私とあなたの愛は永遠」と、恋人同士が確認する。

言葉で誓い、安心を得ようとする。

愛、家族、仕事、様々な形がずーっと続くような気がする。

しかし、どの形も変化していく。

アンバランスな自我。

尾崎は、そのガラスのように壊れそうな自我を守ろうと常に愛を探していた。

そのアンバランスな自我を表現した曲調にファンは同調した。

尾崎が結婚して、裕哉が生まれ、安定した時に曲調の変化をコアなファンは見逃さなかった。

アンバランスからバランスを求めて、エネルギーが創出される。

安定した尾崎に不満を何とかしようという危うさがなくなり、陰の魅力が消えた。

多かれ少なかれ、誰もが併せ持つ真我とエゴ。

若い未完成のエゴと同調するのは、金、異性、暴力、名誉等である。

エゴのギラギラしたアンバランスさが消えた尾崎のアーティストとしての変化を見抜いたファンは少なくないと思う。

尾崎が人間として苦を認め、変化を受け容れ、エゴを捨てる方向に歩く事をコアなファンは認めようとしなかった。

ファンは「17歳の地図」や「15の夜」をギラギラした瞳で歌う姿に執着した。

エゴは破壊を生み出す。

「芸術は爆発だ」と岡本太郎は言った。

芸術はエゴである。

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